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株式投資(個別株への投資)と教育資金の運用

株式投資は個別の企業の業績に左右されますので、複数の企業に分散して投資をするのがおすすめです。一方で、積立投資は難しいので基本的にはある程度まとまった資金を運用する形になろうかと思います。リスクは高め。


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株式投資の魅力

株式への投資は「期待リターン」が高いという点が挙げられます。値下がりリスクはありますが、同時に値上がりも期待できます。また会社によって異なりますが「配当金」も受け取ることができます。「配当利回り(投資額に対する配当金の割合)」は定期預金が0.1%もつかない昨今で3%を超えるような水準を出す会社もあります。

また、配当金以外にも「株主優待」などを受けられるケースもあります。
優待品には生活で使えるものも多く、家計を預かる主婦にとっては節約にもつながります。

株主優待ランキング」では人気の優待品が紹介されていますが、「カゴメ( 1,000円相当の自社商品)」、「日本マクドナルド(食事優待券)」「ダイドードリンコ(3,000円相当の自社製品 )」など使える人気商品がたくさんあります。

なお、株は魅力的だとは思うけど、投資する対象を分析したりするのが面倒という方は「ETF」や「投資信託」などを使って株に投資をする方がいいかもしれません。

 

株式投資の注意点と教育資金運用で抑えるべきポイント

一方で、考えなければいけないのは「値下がりリスク」です。
株式の場合、企業の業績等によって大きく株価は変動します。また、一定の範囲を上下するのではなく、株価水準自体が大幅に動くようなケースもあります。

教育資金として投資をする場合は「その時期には換金する」のが基本となるのでいつまでも塩漬けにしておくことはできません。

よってこの値下がりリスクを回避することが必要です。そのためのポイントを挙げます。

  1. 分散投資が基本。複数の銘柄に資金を分けて投資すること
  2. 最初から損切りラインを決めておき実行する(5%とか10%とか)
  3. 株式での運用額は、一定の範囲内に抑える

 

分散投資が基本。複数の銘柄に資金を分けて投資すること

一つの株に投資をするのはリスキーです。
株式投資の中でも複数の株式に分散して投資をします。その際は、同じような業種の株を買うのではなく、無関係の会社の方が分散効果が高まります。たとえば輸出メインの自動車製造業と、国内でビジネスをやっている内需型の会社といった具合です。
また、投資時期をずらすということも有効です。一時期にまとめて買うのではなく、期間をずらして複数回に分けて買うというのも時間分散となります。

参考:分散投資に関するおすすめ記事
投資とリスク管理
分散投資を成功させる3つのポイント

 

最初から損切りラインを決めておき実行する(5%とか10%とか)

買値よりも現在の株価が下回っている状態で売って決済することを「損切り」といいます。投資初心者の方は特にこの損切りができない方が多いです。
一方で、教育資金のようないつかは必ず換金しなければいけないお金というのは「上がるまで待つ」という戦略が通用しません。そのため、挽回できない水準になる前に売るライン(損切りライン)を決めておくことが大切です。水準については5%下がったらとか10%下がったらとかあらかじめ決めておき粛々と実行しましょう。

参考:損切りに関するおすすめ記事
取引ルール(損切りルール)の徹底でリスク管理
損切り(ロスカット)の重要性

 

株式での運用額は、一定の範囲内に抑える

また、教育資金の運用において「株式」として運用する金額を一定の範囲内に抑えるというのも重要です。教育資金の全てをリスク資産に預けるのではなく、一部は預貯金に、一部は国債(債券)に、また一部は保険にといった具合に振り分けを行うことも大切です。

 

教育資金を投資で用意する(投資商品の紹介)

株式投資
ETF投資
投資信託
債券への投資

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