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スマホのオンラインゲームで子どもが勝手に課金してしまった

最近、特に耳にするのがこのケース。スマートフォンのアプリゲームの中には基本無料で課金アイテムの販売という形をとっているものが多数あります。そうした中で、子どもが親のクレジットカードを使って親の知らないうちに換金してしまい、後日高額な請求が来たと言うケースがあります。


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勝手に課金されない予防策を講じておくことが必要

子どもは判断力が大人よりも低いです。
そのため、勝手に課金してはダメということを教えるだけでなく、子どもがそうしようと思ってもできないように工夫しておくのが大切です。

・クレジットカードは子どもの手の届かない場所においておく
子どもにカードを勝手に触らせないことが重要です。目につかない場所に保管しておくこともはもちろん。カード番号を入力できるほどの年齢の子どもであれば、厳しく言いつけておきましょう。

・端末(アカウント)の課金用のPWを設定し、絶対に教えない
スマートフォンやタブレットは機器の設定で、アプリ購入や課金時などに必ずパスワードの入力が必要になるように設定することができます。子どものスマートフォンであっても、パスワードは親が設定し、勝手に課金できない仕組みを作っておくのも良いですね。
こうしておけば、子どもがどんなアプリをインストールしようとしているのかも把握できます。

・アカウントにクレジットカードを登録しない
たとえば、iphoneの場合、あらかじめアップルIDにクレジットカードをひもづけておくと、端末のパスワードが分かれば、課金可能です。アカウントに登録せずに面倒ですが、利用ごとに入力あるいはプリペイド型のカードを使うようにすればリスクを減らせます。

・課金させてもよいと言う場合はプリベイドカード、デビットカードを使わせる
子どもに一定の範囲なら課金もOKというスタンスであれば、クレジットカードではなく、プリペイドカードやデビットカードを使わせるのも手です。
アップル(iphoneやiPad)ならAppStore用のプリペイドカードがありますし、Androidの場合でも「GooglePlayギフトカード」などがあります。こうした形なら「使い過ぎ」を予防できます。

あるいは、銀行口座内にある残高内でしか決済ができないVISAデビットカードなどを使わせるというのも手です。VISAデビットカードについてはVISAのクレジットカードのように使えますが、仕組みはデビットカードで即時銀行から引き落とされる形となります。

残高を超える支払いはできません。子ども用なら「ジャパンネット銀行」のVISAデビットカードがお勧めです。VISAデビットカードについてくわしくは「こちら」をご覧ください。

 

トラブル予防は両親がしっかりと仕組みを知ることから

このようなアプリ内課金をめぐる問題は、まずは両親がしっかりと仕組みを知り、子どもとの間でルールを決めておくことが必要です。
アプリ内で子どもが勝手に重課金をしたというようなケースでは業者との話し合いが持てる場合もありますが、法律的に必ず勝てると言うものではありません。
最近では、業者側もそうしたケースに対する対策を強化しており、未成年者が勝手にやったことだからという理由で返金に応じてくれるケースは少ないでしょう。

 

クレジットカードについての教育

まずは、子どもにクレジットカードを勝手に使わせないと言うこと、また、カードを使うと言うのは現金(お金)を使うのと同じということをまずは子どもに教える必要があります。

友達から教えてもらった方法などとして悪気なく使ってしまうようなケースもあるようです。まずは、クレジットカードを勝手に使わせないための工夫が一つです。

 

アプリゲームの課金について親も知る

アプリやオンライゲームなどにおける「課金」という仕組みについて親も理解して、子どもに教えることが大切です。アプリで買い物(課金)をすると実際にお金を払わなければならないということをしっかりと教えておきましょう。

 

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