子供とお金の大辞典>子どもと金融サービス>子どものための証券口座>子どもと証券口座(証券会社に口座を作る)
子どもと証券口座(証券会社に口座を作る)

証券口座はどうしてもリスクがあるお金を扱うため、銀行口座と比較して口座をつくるのはちょっと大変です。ここでは未成年者の子どもが証券口座を開設するにあたって必要なものや口座開設の方法について分かりやすくまとめていきたいと思います。
スポンサーリンク
未成年者が作れる証券口座
未成年者で作れるネット証券の口座はそう多くはありません。現在は下記の証券会社が対応しています。
上記3社はいずれも子ども証券口座に対応しています(リンク先はネット証券の比較サイト)。
そもそも子どもに証券会社は必要か?
今のように銀行にお金を預けても増えない時代には、銀行よりも証券会社で運用をするほうが中長期的なリターンは高くなります。
ただ、そうした運用は両親自身の口座でやればいいわけで、あえて子どもの未成年口座でやる必要性というものはやや小さいです。ただし、子ども名義の証券会社を活用することで以下のようなメリットもあります。
こちらをメリットと感じるのであれば活用を検討しても良いと思います。
- ジュニアNISAが使える
- 株主優待などは家族で分散して保有するほうが効率的
- IPO(新規公開株)の抽選口数を増やしたい
ジュニアNISAが使える
ジュニアNISAというのは、18歳未満のための小額投資非課税口座となります。こちらで購入する株(最高年80万円まで)は売買益、配当金が非課税となります。
両親や祖父母などからの「贈与」があるような場合はこうした非課税口座での運用がお得になります。ジュニアNISAについては「ジュニアNISAを利用して教育資金を運用する」でも詳しく紹介しています。
株主優待などは家族で分散して保有するほうが効率的
企業の株を保有することで得られる株主優待は、一人がたくさんの株を持つよりも家族で株を持ち合ったほうがお得だったりします。たとえば、優待株として人気の高い「オリックス」の優待内容を見ていきましょう。
参考①:ふるさと優待がもらえるオリックスの株主優待、長期株主はお得
参考②:株主優待投資の基本 株主優待ガイド
こちら100株以上で5000円相当のカタログギフトがもらえます。200株でも300株でも同じです。この株を100株ずつ夫婦で持てば2冊、子どもも持てば3冊といったように殖やせます。自分だけでなく、家族の口座も持って優待株を買うというのは優待投資の基本中の基本です。
IPO(新規公開株)の抽選口数を増やしたい
もう一つの投資系の話としてはIPO(新規公開株)もあります。新規公開株は勝率が高いのですが、当選が抽選となります。家族で複数口座をもって、抽選にチャレンジすればそれだけ当選確率もアップ!うまく活用できます。
子どもの証券口座開設に必要なもの
まずは、親権者の「同意書」と「続柄を証明する書類」が必要です。
同意書については各証券会社からダウンロードすることができます。続柄を証明する書類としては健康保険証がよいですね。住民票でも証明可能です。
さらに、各ネット証券では親権者の方が自社に口座を持っておくことも必要とされるので、まずはご両親のどちらか、または両方が口座を作り、その後の子ども口座を開設するという流れになります。